タントリズムヒーリングに限らず、タントラ系のヒーリングをされている女性ヒーラーの中に、男性へのセッションへのためらいや嫌悪を感じられる方は意外と多いです。
自分はセッションを何度も受けてきてオーガズムを感じ、このすばらしさを伝えたくてリスクがありつつもヒーリングの活動をしているのに、受けに来る男性といえば風俗の延長線上にしか考えていない人ばかり。それを何回も繰り返していると、自分はなんのためにセッションをしているのだろうと思ってしまうそうなのです。男性に対して厳しい態度を取ってしまって、自分にはあまり母性がないなだろうかと悩んでしまうこともあるそうです。
僕としては感受性が高くプロ意識の高い女性ほど、こういったことを感じてしまう傾向にあると思っています。ミュージシャンだって演奏技術を最高度に高めて臨んだライブで、最前列に椅子から転げ落ちそうなほど熟睡しているお客がいては気分が乗らないですし、ラーメン屋の店主だって何時間もかけて仕込んだラーメンを提供して、スマホを片手にコショウを大量にぶっかけて食べられたら、いい気はしないですからね。お金さえ貰えればいいやと思っていれば、特にそこまで気にならないでしょうが、しっかりしたものを提供したいと思っていれば、やはり受け手にそれなりのマナーや常識を求めてしまうものです。
女性ヒーラーが男性へセッションをするときほど、男女の違いが顕著になることはありませんので、なかなかここをすんなりと解決するのは難しいですが、女性ヒーラーにはぜひこの課題を克服し、長く続けてほしいと願っています。