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一見このお金配りはお金に困っている人を救っているように見えます。実際、お金をもらった人はその分経済的に豊かになりますし、前澤氏からすれば大した額ではなく役に立ったという気持ちになれることから、win-winの関係であるという風に捉えられます。

しかし世の中全体を見渡すと、このお金配りに便乗した新たな詐欺が生まれていることから、不幸になる人も増えています。お金を送ってもらえば数倍にして返すと言われ、100万円を騙し取られるケースや、TwitterのDMに当選した連絡が入り、個人情報を送るとそのまま情報だけ取られてしまうケースもあるそうです。

なぜ人助けをしたいとお金配りを始めたにもかかわらず、このようなことが起きてしまうのでしょうか。

それは人の欲望を土台とした活動であるからと言えるでしょう。

人はわざわざ物質界に生まれてきたのにもかかわらず、自分から能動的に動くことはほとんどありません。お尻を叩かれなければ動かない人がほとんどです。

そういった受動的な人が考えることといえば、楽に物を手にしたいということです。

自らが動いて努力して何かを得たいと思うことはほとんどありません。

そういった人が世の大半ですから、前澤氏のフォロワーが増えてくるわけです（ちなみに現在は980万人）。

前澤氏のフォロワーが増えると、当選確率が減るので詐欺師がこっちの方が当たりやすいですよと甘い言葉をささやき、甘い餌につられてきたアリンコがいつものように罠にハマってしまうわけです。

このこと全体を俯瞰してみると、幸福を得た人と同じだけ不幸になる人がいるように感じます。幸福のエネルギーが100生まれるなら、不幸のエネルギーが100生まれるように。

エネルギー的にいうと前澤氏の活動は、僕の行っているヒーリングエネルギーの対極にある、『人の気』を土台としています。

『人の気』は、経営者などビジネス系の人が扱うのが上手です。人の欲望を集めて物事などを行いますが、欲望を土台としているため扱うのが難しいです。とてもパワフルで男性性エネルギーに似ています。

この人の気を説明するのにわかりやすいのが、宝くじです。宝くじは一部の当選者がいて高額の当選金を手にしますが、それ以外の大多数の人は何も手にすることができません。

一部の幸せな人を作るために、それと同等の不幸を生みやすい『人の気』は、全体的にみると何かプラスマイナスゼロのような感じがしてなりません。

SNSなどもこの『人の気』を使っており、成功する人もいる一方、自殺したりメンタルを病んだりしてしまう人がいるのも事実です。このプラスとマイナスを生んでしまうのが『人の気』と言えるでしょう。

今までは全体的に『人の気』をみていきましたが、個人的にもプラスマイナスが起きてしまうのが『人の気』です。

皆さんもご存知の通り、絶好調だった人が一晩にして転落していくような、そういったニュースはみたことがあると思います。

このように、ものすごく天と地ほどの落差を生んでしまうのも『人の気』なのです。

なぜ一気に転落してしまうのかは色々とあると思いますが、一つにはこの『人の気』の扱い方が悪かったということです。

『人の気』はギブアンドテイクを基本としており、自分だけでうまくいこうとするといけないようなのです。日本的にいうと年賀状やお歳暮的な感じでしょうか。自分だけもらってやる！という人は絶対にもらえなくなりますね。

あとはよく成功者が「おかげさま」という言葉をいうことが多いですが、それも自分だけでなく周りの人にも目を向けて、エネルギー的循環を生んで急転落のようなマイナスの事柄を防いでいるようです。

海外では大富豪が寄付をしまくっているのがよく報道されています。このあえて自分からマイナスを作ることで『人の気』をうまくコントロールしているというのも、このエネルギーを扱う上でいい作戦だと思います。

さて色々と書いてきましたが、前澤氏の活動は『人の気』を土台としており、もちろん当選者も『人の気』が乗っかったお金というエネルギーを手にするわけです。

このエネルギーを上記のように自分だけのものじゃいと思っていると、エネルギーの法則的に何かよくないことが起こるような気がします。

うまく扱える人はフォローして当選を狙ってもいいと思いますけれど、僕はあまり近づかない方がよろしいかと思いブログに記しました。

最近の投稿が、騙しの手段のことについてになっているので、一旦ここでスピ系の騙しの手段や、陥りがちな罠を簡単にまとめてみることにしました。

＜お金のブロック系＞

お金のブロックを外させて、お金を使わせる。貯金をするなや、お金は使えば使うほど入ってくるという人も同様で、結局は提唱者にお金を払わせる手段。

＜期限設定型＞

「何年の何月にこうなる」と期限を設定して不安を煽り、自身のワークショップや講座に誘導する。最近はアセンションや二極化を煽っている人たちに多い。昔から多い手法。ちなみに統合のワークと呼ばれるものをやってみたが効果はなかった。

＜スターシード＆宇宙系＞

私自身は宇宙の生命体を否定してはいないが、チャネラーがしっかりとチャネリングできているかどうかは疑問。曖昧なことやよくわからないことを言って、混乱している人も多い。

この宇宙系は注意が必要で、ここにハマってしまう人は、人生がうまくいっていない人が多いのではないかと思う。自分がうまくいかないのは前世が宇宙人だったから、と言い訳している人もいる。

前世が金星人だろうと、プレアデス星人だろうと、西バルタン星人であろうと、今の現実をみつめて、うまくいっていない原因を解決するしか人生を切り拓いていく方法はないと思う。

最近は何次元からやってきたみたいな人もいるから注意しよう。実際にそうなのかもしれないが、それを一般人はどうやって判断すればいいのか。高次元からきたのであれば高波動を感じるはずだが、そのような感じの人はあまりいないような気がする。

＜高額系＞

自分は特殊ですごいと謳っており、1回のセッション料金が10万円を超えるような人に多い（難しいが5万円を超えてくると胡散臭さが増すような気がする）。とにかく実績がありそうにみえ、自信たっぷりな感じがする。

ここで押さえておきたいのが、『いいものは高いが、高いものが必ずしもいいとは限らない』ということだ。このことは肝に銘じておきたい。

最近当サロンに、高額系の詐欺被害にあわれた方が来られた。その方がいうには、効果がないならまだしも、症状が劇的に悪化してしまい日常生活を送るのにも大変になってしまったということだった。このことから高額系は、高波動のエネルギーを扱えていない人がヒーリングを行っている可能性があるから、十分に注意してほしい。

＜奇跡系＞

奇跡が起きるや、ガンと難病が治った！などを宣伝文句に人を集める手法。ヒーリングや気功系にも多い。人はほとんどが受動的であるから、こういった何もしないで奇跡が起こる系のものに弱い。

もちろんエネルギー療法でガンが治ったり難病が治癒したりすることもある。しかし全ての人が治るわけではないことに注意してほしい。キリストも「全ての人が癒されたわけではなかった」といっているし、ハリーエドワーズも約２割の人はヒーリングが効かなかったと霊的治療の解明に記している。

奇跡系は上記の高額系の手法と相まっていることも結構多い。もしどうしてもセッションを受けたいのなら、一度メールでどのくらいの人が改善したのか割合を伺ってみるのがいいだろう。

ヒーリングをそれなりに行っていれば、奇跡のようなことは起こる。それをそこだけ切り取って宣伝するのは、印象操作のような気がしてならない。この一部を切り取って全体であるかのようにする手法は、スピ系だけでなく他のビジネスや広告マスコミにもあるから注意したい。